生きていたら92歳を迎えていた誕生日に、先代住職の墓前にお参りをしました。
父は真面目を絵に描いたような僧侶でした。僧侶をしながら市役所勤めをして、子供三人を大学まで行かせてくれました。
時間があれば墓地に行き、手作りのキャスター付きの背の低い椅子に腰掛け、ラジオを聞きながらよく草取りをしていましたね。
そんな背中を見て育ったので、作務(さむ:僧が掃除等の労務をすること)は僧侶の生活の一部だと私は思っております。
地道に真っ直ぐに・・・そんな僧のあるべき姿を先代は教えてくれました。自分の師匠が尊敬に値する人であることに感謝です。