先日わずか13歳という少年のお葬式の導師を勤めました。

スポーツマンだったという彼が突然の病に倒れ、その日のうちに旅立ってしまったそうです。

開式前に、「ご年配の方のお見送りは、悲しい中にも、諦めに似た割り切りが出来ますが、

こんなまだあどけない少年のお見送りは、僧侶と言えども、大変辛いものがあります。」と

話をしました。

自分の声が段々涙声になっていくのを、なんとかこらえながら、

心を込めて読経をしました。

辛くて悲しくて、なんともくやしいお式でした。